Redmine環境のアップデート(1.0.2→1.1.0)
家のRedmine環境をアップデートしたので、その記録を残しておきます。新機能が何かは細かく確認していませんが...
【アップデート前】
Windows Server 2008 R2 + Redmine 1.0.2 + Subversion 1.6.15 + MySQL 5.0
【アップデート後】
Windows Server 2008 R2 + Redmine 1.1.0 + Subversion 1.6.15 + MySQL 5.0
手順はRedmine日本語情報サイトと、公式サイトのwikiを参考にさせていただきました。
※公式サイトは最新バージョンの情報が載っていますので、1.1.1以降がリリースされると必ずしも1.1.0に合った情報とは限らないかもしれません。
1.現在のバージョンを確認
Redmineの画面の[管理]-[情報]から現在のバージョンを確認します。現在のバージョンが1.0.2であることが分かります。
2.データベース(MySQL)のバックアップ
万が一の自体に備えてデータベースのバックアップをとっておきます。バックアップの構文と具体例は以下のとおりです。
構文: mysqldump.exe –u (username) –p(password) (databasename) > (outputfilepath)
具体例: mysqldump.exe -u redmine –predmine redmine > C:\backup\redmine\redmine.mysqldump
※-pと(password)の間にスペースは不要です。我が家の環境ではこんなコマンドになります。
※インストーラーを使ってMySQLをインストールするとmysqldumpへのパスが通っていると思いますが、直接mysqldumpが実行出来ない場合はインストールディレクトリ(C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.0\bin)に移動してから実行してください。
3.Redmineのダウンロード
ここから最新版Redmineをダウンロードします。現時点での最新版は1.1.0なので、「redmine-1.1.0.zip」を選択します。
4.I18n 0.4.2のインストール
Redmine 1.0.5からI18nが必要なので、コマンドからRubyGemを使用してインストール。
gem install -v=0.4.2 i18n
5.Redminのインストール
- 動作中のRedmineを停止(Webrickのコマンドプロンプトを停止)
- 現在のredmineディレクトリ(c:\redmine)を「redmine_102」にリネーム
- 「redmine-1.1.0.zip」を解凍
- 解凍してできた「redmine-1.0.2」を「redmine」にリネームし、Cドライブ直下にコピー
- データベース設定ファイル(config\database.yml)を、旧ディレクトリから新ディレクトリへコピー。(C:\redmine_120\config\database.yml→C:\redmine\config\database.yml)
- 新Redmineディレクトリからコマンドを実行してセッション暗号化用鍵の生成(C:\redmine\rake config\initializers\session_store.rb)
> cd c:\redmine
> rake generate_session_store
- 新Redmineディレクトリからコマンドを実行してデータベースのマイグレーションを実行
> cd c:\redmine
> rake db:migrate RAILS_ENV=”production”
- キャッシュとセッションファイルのクリア
> rake tmp:cache:clear > rake tmp:sessions:clear
6.動作確認
- Webrickの起動
> cd C:\redmine
> ruby script/server webrick -e production
- ブラウザからRedmineの画面の[管理]-[情報]から現在のバージョンを確認します。1.1.0にアップデートされていることが分かります。
これでアップデートは終了です。
1.1.0ってStableじゃないんだ...
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